血液循環療法は腹部内臓を直接押圧して血液循環を促進してしこりを緩め治療を行うため、冷え性、不妊症、生理不順生理痛、卵巣嚢腫、子宮筋腫、リウマチ、胃炎、胃潰瘍、胃がんなどや生活習慣病にも効果があった症例が多数あります。

運動器系疾患・愁訴では腰痛、膝痛、五十肩、首痛、頭痛、坐骨神経痛、肋間神経痛、三叉神経痛、顔面神経麻痺、メニエール病など多くの愁訴、症状を良くした症例があります。(参考:「血液循環療法症例集」千書房刊)

 

最近の症例の1例を紹介(「症例研究第19号」より)

 

症例1(治癒、難治、特異)             院長名 大杉幸毅      

初診年月日  平成24221

1)患者名  E,K   昭和2313日生(64歳)       

2)疾患名  心筋梗塞、眼底動脈瘤、右総頸動脈狭窄(50%) (echo診 )

3)主訴 首から頭部にかけて重圧感、コリ、鈍痛。

4)現病歴、治療歴 H23,12,19 心筋梗塞のためステントを挿入する手術を受けた。高血圧症で降圧剤服用。本人は早く薬から脱却したがっている。(白衣高血圧の傾向が強い。自宅で測定すると 120/70だが、病院で測定するといつも高く200/100になる) 

5)既往症  両眼の白内障の手術を受けた。                 6)家族歴 父 脳出血、母 脳梗塞 (父母とも動脈硬化の遺伝因子がある)

7)体質 陰実   瘀血とその根拠 多岐にわたる不定愁訴 瘀血度 12

8)食事の傾向、嗜好品他 甘党(毎日間食)

9)運動 しない (以前ヨガ)        10)体型 肥満(水太り)

11)血圧120200/70~100㎜Hg)

12)臨床所見(硬結の部位、硬度、圧痛度、その他)

腹部:心窩部大動脈硬化、両後頸部硬化、背腰部硬化。

(腹部硬結図省略)

3)経過と結果(治療頻度と回数、治療時間)

12回のペースで、心窩部大動脈硬化と後頸部に重点を置いて全身治療を施術した。同時に、少食(玄米食、青汁)、運動、早寝早起きなど生活指導。4月には体重が3Kg減少した。血圧も低下してきた。(80/50)担当医が降圧剤を減らしてくれないため、病院を変え、降圧剤を減らしてもらう。8月のCT検査で「心臓は6割良くなっている」と診断された。翌年7月右目眼底出血。眼底動脈瘤が見つかり、1か月後手術するかどうか再検査。目の血液循環療法を開始。検査結果、「動脈瘤が縮小しているので手術の必要なし」と言われた。11月の検査で「眼底動脈瘤が治癒している」と診断された。心窩部大動脈硬化はかなり軟化したが、まだ抵抗があるため治療を継続中。(平成26年3月に担当医の診断により降圧剤は不要となった。)

14)治療結果の感想

高血圧症は比較的早く改善した。眼底動脈瘤が治癒したのは驚きだった。心窩部大動脈硬化は油断できない経験があるため、十分軟化させる必要がある。高血圧症は患者の性格に影響されるところが多い。